種類も選び方もわからない!そもそも生命保険とは?
「生命保険ってもっと安くならないのかな?」
おそらくほとんどの方がこのように思っていることでしょう。
テレビで流れる生命保険のCMでは、「他の保険会社と比べてどれだけ安いのか?」に触れることはまずありませんからね。
マイホームの次に高額な買い物と言われているにもかかわらず、生命保険を契約する人の大半は全く勉強せずに決めてしまうのです。
そこでこの記事では、生命保険について調べ始めたばかりの人のために、「そもそも生命保険とはどういうものか」ご説明したいと思います。
そもそも生命保険って?
生命保険は、わかりやすく言えば「被保険者が死亡した時に支払われる保険」です。
契約内容によっては必ずしも死亡時に支払われないですが、このような解釈で問題ありません。
生命保険は通常、メインとなる「主契約」と、追加の保障である「特約」のセットで契約します。
主契約について
例えば、生命保険の一種である「死亡保険」なら、契約者が死亡した時に死亡保険金が支払われます。
学資保険のような「生存保険」であれば、契約者が一定期間生存していたら支払われます。
また、養老保険のように両方の性質をあわせ持った「生死混合保険」など、保険のメインとなる主契約だけでも様々です。
特約について
退院後の通院日数に応じて給付金がもらえるなど、付加的な保障を付けられるのが特約です。
特約をつけることで保険料が上がる場合がほとんどなので、「本当に必要かどうか?」を見極める必要があります。
生命保険の活用の仕方
1,遺族の生活費や葬儀代など
一般的な生命保険の加入目的と言えばこれですね。
被保険者が定年前であれば、その家庭の収入が激減しますし、定年後だとしても葬儀費用がかなりかかります。
人がいつ死ぬかなんて誰にも予測できませんから、これらに備えておいて損はありません。
2,老後のための貯蓄(終身保険の場合)
終身保険であれば、払い込んだ保険料の一部が貯蓄されます。
そして払込期間を終えてから解約すると、保険金を受け取ることができるのです。
被保険者が死亡する前に受け取ることで、保険金を老後の生活費として使うことができます。
どんどん少子高齢化が進んでいるので、年金を受け取れるか不安な方はこのような目的で加入するのもアリでしょう。
3,所得税・住民税・相続税の軽減
通常、生命保険料を支払っていれば、所得税と住民税の控除を受けられます。
最大控除額は、旧制度か新制度、所得税か住民税で変わってきます。
これらの控除は、保険料を支払っている限り毎年受けられます。
また、生命保険金が相続税の対象となった場合は、基礎控除とは別に「500万円×法定相続人」の控除があります。
もし、生命保険金以外に不動産などの相続がなければ最大で4100万円の生命保険金が非課税になります。
生命保険を契約するだけで様々な節税効果を得ることができるのです。
まとめ
いいかがでしたか?
生命保険は義理人情で仕方なく加入することが多い保険です。
しかし、マイホームの次に高い買い物と言われている生命保険を、それだけの理由で契約して良いのでしょうか?
生命保険は同様の契約でも生命保険会社によって保険料がかなり変わってきます。
割高な生命保険を選ぶことで500万円近い損をする可能性だってあります。
「本当に今の生命保険で良いのだろうか?」
そう考えているなら早めの見直しをおすすめします。