保険料が高くて支払えなくなった時に検討するべき4つの対策
「家計の負担が増えて保険料を支払う余裕がない!」
という状況になってしまった時、真っ先に保険の解約を考えるかと思います。
しかし、せっかく今まで保険料を納めていた保険を解約するのはとてももったいないことです。
そこで今回は、保険料の支払いに困った時に検討するべき4つの対策をご紹介します。
解約する前に、まずはこれらの方法を試してみましょう。
保険料が支払えなくなった時に検討するべき4つの対策
・契約者貸付
一時的にお金が足りない場合は「契約者貸付」をおすすめします。
契約者貸付は、解約返戻金の一部を生命保険会社から借りることができる制度です
カードローンやキャッシングと比較して金利が低く、審査もありません。
そのため、解約返戻金の設定されている保険さえ契約していれば利用できる場合がほとんどです。
・減額
減額は、保障額を減らすことで保険料を安くすることを指します。
つまり部分解約ですね。
もし解約返戻金があれば、解約した分だけ支払われます。
そのため、低解約返戻金型終身保険のように解約返戻金が低く設定されている場合は大きく損をするので注意しましょう。
一時的なお金不足なら契約者貸付で十分ですが、継続的に不足するなら減額を検討するべきです。
・払済保険
払済保険は、保険料の払込みを中止しつつ保障を続ける方法です。
保障額はその時の解約返戻金を元に決められます。
保険料の負担なしで保障は続きますが、保障額はかなり減らされると考えた方がよいでしょう。
「お金はないけど保障も受けたい」というときに最もおすすめの方法です。
・延長保険
延長保険は、払済保険と同様に保険料の払込みを中止します。
払済保険との違いは、保障額はそのままで保証期間を短縮して継続する点です。
そのため、せっかくの終身保険が定期保険に変わってしまうので保障を受けられない可能性が出てきます。
確実に保証を受けたい方は延長保険にしないのがおすすめです。
保険は解約しないのが一番
以上、保険を解約する前に検討するべき4つの対策をご紹介しましたが、やはり一番お得なのは解約しないことです。
なので本当に家計が切羽詰まった状況にならない限りは、保険料をきちんと支払いましょう。